この3つの言葉は、意味合いが紛らわしいです。最終的な目標、最終目的とすれば、ゴールになりそうです。ちなみに、英語で目標というと、「goal」、「target」、「purpose」、「objective」、「aim」くらいでしょうか。ゴールは、マラソンやサッカーなどで、経営では売上目標としてsales goalなど使います。ターゲットは、射撃の的や経営では目標値target valueなど使われます。「セールスのターゲットはどの層にするか」など、販売する対象先などにも使います。パーポーズは、目的という意味合いが強く、成し遂げようとする理由などが背景にある場合の目標として使われるものとなります。オブジェクティブは、長期目標long-term objectiveなど、エイムは、狙いですから目指す先に向かって努力する過程も含まれた意味合いの目標になると思います。 日本語の目標は、英語では、ゴール、ターゲット(目標)、パーポーズ(目的)などとして使われていることを考えるとさらに紛らわしくなってきますが、日本語だけでとらえた場合には以下のような違いとなります。この違いを意識したからといって会社経営がよくなるわけでもないので、頭の片隅にでも入れておけばよいのではないかと思います。
【ゴール】
組織の短期的あるいは中長期的な数値目標。最終的に望む結果。目的のための最終的な目印。最終到達点。
【目標】
目標はゴールまでの過程に設定される望む結果であり、現状からゴールまでの間に設定される目盛りの役割を果たすもの。ゴールまでの途中の目安や通過点。
【目的】
目的とは、その行為の理由であったり、ゴールや目標を目指す理由。なぜそれをするのか?なぜそれを目指すのか?という質問に対する答え。成し遂げようと目指している事柄。