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医療コミュニケーション学 医療者と患者の人間関係

医療の場における人間関係には、①医療者対患者、②医療者対医療者、③患者対重要な他者、④医療者対重要な他者の4つのパターンがあります。医療者と患者の人間関係のコミュニケーションの阻害要因には、①役割の不確かさ、②責任をめぐる争い、③力の差、④意味合いの違いの4つがあります。今回は、責任をめぐる争いについて説明していきたいと思います。

病気の管理は誰がするのか?患者なのか、医者なのか? 目標とする健康状態に向けた患者の参加はどの程度なのか?このような責任をめぐって医療者と患者の認識にズレがある場合、以下のような様々な問題が生じてきます。

医師の指示を遵守しない、治療に対する不満、患者と医療者関係の悪化など

1982年のブリックマンらの医療における責任モデルに関する研究があります。

支援と対処の4モデル 

医療モデル 患者が病気になったことや患者がその問題を解決することについて責任がない           

償いモデル 患者が問題を引き起こした責任は問わないが、患者が健康問題を解決する責任はある

啓蒙モデル 患者は問題を引き起こしたことには責任があるが、問題の解決には責任がない

倫理モデル 患者が問題を起こしたこと、問題を解決することに対して大きな責任がある 

医療モデルは、医療職の中で患者に責任を転嫁しない人々が依拠している立場とのことですが、私は患者が問題を起こしたこともそれを解決することに対しても大きな責任があると思います。平易なオペ、一般的なオペの成否、手術の傷跡の程度、神経のつながり具合などは医師の責任もあるとは思いますが、術後リハビリの努力や自宅に戻ってからの食生活の改善など患者にも大きな責任があると思います。人それぞれ考え方が違いますので、なかなか難しいところなのでしょう。

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